【アレルギー持ちでも安心】妊活をしている人は葉酸サプリを飲もう!

赤ちゃんを迎えるために妊活をしている人の中には、サプリについてもいろいろと調べている人もいるのではないでしょうか。また、葉酸サプリを飲んだ方が良いのは何となくわかるけれども、自分はアレルギー持ちだから飲んでも大丈夫なのだろうかと心配する人もいるでしょう。

そこで、アレルギー体質のある人でも葉酸サプリを飲んでも大丈夫なのかについて解説します。

葉酸自体が原因でアレルギーになるの?

妊活中の人に向けて、葉酸サプリを摂取するように勧めるテレビCMなどを見たことがある人もいるのではないでしょうか。必要ならば摂取したいけれど、自分はアレルギー持ちなので飲んで症状が出たら心配だから飲んだことが無いという人もいるかもしれません。

まず結論から言うと、葉酸自体がアレルギーを起こすことはありません。

なぜ葉酸サプリを飲んでアレルギー症状を起こす人がいるの?

しかし、葉酸サプリを飲んでじんましんなどが出たという口コミがあるのも確かです。では、この人はなぜアレルギー症状を起こしてしまったのでしょうか。実は、アレルギーを起こしたのは葉酸自体ではなく、サプリメントの原材料に含まれているアレルギー物質なのです。

サプリメントのパッケージに書かれている成分表示を見るとわかりますが、原材料欄の近くにアレルギー物質の表示がされています。ある葉酸サプリメントには「乳」と書かれているので、例えば牛乳アレルギーのある人ならばこのサプリメントを飲むとアレルギー症状が出てくるかもしれません。

サプリメントには、葉酸以外にも様々な原材料が含まれています。材料を錠剤などの形にするために使われる賦形剤(ふけいざい)以外にも、着色料や保存料を使用している場合もあります。元々アレルギー体質の人であれば、食品や飲料を購入する時に成分表示を確認する習慣が身についている人も多いでしょう。

しかし、ここで落とし穴になるのがサプリメントで、意外とアレルギー物質が含まれています。そのため、食品などと同様にしっかりとアレルギー物質の表示を確認しましょう。

アレルギー表示について

日本では、食品表示法で原材料欄にアレルゲンを表示することが義務付けられています。ただし必ず表示することを義務付けているのは、7大アレルゲンという「卵・牛乳・小麦・そば・落花生・えび・カニ」についてのみです。

しかし、表示を推奨している食品は20種類もあり、その中にはオレンジやキウイフルーツ、牛肉や大豆など日頃からよく食べるものが含まれています。これらがサプリメントに含まれていても表示義務は無いので、原材料欄に記載していないメーカーもあるかもしれないということです。

また、普段から何か特定のものを食べると湿疹などが出るけれどもアレルゲンについて調べたことが無い人は、良い機会なのでアレルゲンを特定することをオススメします。アレルギー科や内科、消化器科などで血液検査によってアレルゲンを調べてくれるので、最寄りのクリニックでアレルギー検査をしているか問い合わせると良いでしょう。

両親のいずれかがアレルギー体質の場合は子どもに遺伝する可能性があるので、子どものアレルギーを特定する時にも両親のアレルゲンがわかっていると役立ちます。

アレルギー物質が含まれていなくても、アレルギー症状が出たのであれば?

アレルギー体質ではなく、アレルギー物質も含まれていないのに発疹などが出たのであれば、葉酸の過剰摂取が原因である可能性があります。葉酸には1日当たりの上限摂取量が決められていて、その量は1,000マイクログラムまでとなっています。

最近つわりが重くてサプリメントが飲めなかったから、上限摂取量を超えて数日分をまとめて飲んだというパターンが考えられます。なぜなら、葉酸を摂り過ぎると葉酸過敏症になる場合があるからです。これは、葉酸を過剰に摂取することで発熱やじんましん、かゆみや呼吸障害などを起こすものです。

葉酸サプリを過剰摂取していなくても、偶然その日に葉酸を多く含む食品を食べてさらに葉酸サプリを飲んでも過剰摂取になる可能性があります。葉酸は多くの食品に含まれています。緑茶や枝豆、納豆や豆腐、レバーやホウレン草など様々です。

ただし、食べ物に含まれている葉酸は水に溶けるので、加熱した食品をたくさん食べても半分くらいは体の外に出ていきます。しかし、生のままで食べたりすると体外にあまり排出されないので、その上で葉酸サプリを摂取することで過剰摂取になり、アレルギー症状が出た可能性があります。

日常の食事では葉酸が不足している場合、1日当たり400マイクログラムの葉酸サプリを摂取するように厚労省は奨励しています。そのため、食品の種類や調理法が偏らないように食べた上で、不足した分をサプリメントで補うのが適切でしょう。

葉酸を摂取すると赤ちゃんがぜんそくやアレルギーになるの?

葉酸は特に妊娠初期に大事な栄養素で、水溶性ビタミンに分類されるビタミンB群のうちの1つです。妊娠初期に摂取することで、胎児が神経管閉鎖障害になる可能性を減らすことができます。また、葉酸は造血ビタミンとも呼ばれていて、ビタミンB12とバランスよく摂取することで貧血の予防に効果があります。

そのため、葉酸は妊活中の人や妊婦にとって必要な栄養素です。しかし、妊娠後期に葉酸を摂り過ぎると子どもがぜんそくになるリスクが高まるという研究があります。2009年にオーストラリアでされた報告によると、1998年から2005年の間に557人の赤ちゃんを対象として葉酸サプリの過剰摂取について追跡調査が行われました。

妊娠後期に母親が1日当たり1,000マイクログラム以上の葉酸サプリを摂取すると、3歳半で小児ぜんそくになっているリスクが1.23倍に上がったという報告があります。また、ネズミを用いた実験にはなりますが、葉酸がDNAに影響を与えて呼吸器系アレルギーのリスクが高くなるという報告もあります。

ただし、これらの報告については否定する研究も多く発表されているので、確実なことは言えません。しかもここでポイントになるのは「葉酸の過剰摂取」という点なので、やはり上限量を守って食事とサプリでバランスよく摂取するのが重要です。

どうしても葉酸をサプリで摂取すべきか気になるのであれば、特に重要な妊娠前から妊娠初期の間だけサプリメントを活用するのが良いでしょう。

そして、妊娠3か月以降はサプリメントをやめるか減らして、食品から摂取すると安心です。加熱した食品であれば葉酸は体外に排出されやすいので、よほど食べ過ぎなければ過剰摂取にはならないでしょう。

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